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第9話 コロッケ、校長と会う

たびたび、マルセイユを訪れているコロッケであるが、一ヶ所入れない場所があっ
た、それが宮殿である。そこにはヒゲ部設立の暁、顧問をお願いしようとしてい
るギーズ公爵(通称・校長)がいる。

早めに挨拶をしておく方が良かろうと、たびたび訪問しているのだが、身なりが
悪い、礼儀がなっていないと追い返される。ところが、ある日仕事をもらいに商
人ギルドに行ってみると、校長からの依頼があるという。相手側からの申し出な
ら、今度は会えるかもしれないと早速その仕事を請け負い、勇んで宮殿に向かう
のであった。

ところが相変わらず、入れてもらえない(涙)。呼んでおいてそれはないだろう!
と憤りつつも、ちょっと意地になったコロッケ、近くの道具屋で大枚を差し出し、
「金ならあるんや、かっこのええ服をくれんか」と上京してきた田舎の
親父のような注文でコーディネイトを無視した一張羅を揃える。
「こ、この服を着るのか・・・」と躊躇するほどの恥ずかしい服装だが、これが
貴族の好みでは仕方ない。白いタイツに提灯ブルマー、羽根突きの帽子を被り、
万全の準備で宮殿に向かう。

衛兵のそばで念のために香水も吹きかけ、再度謁見を申し込む。「ふむ、入って
よい」 お、ついに入場が許された。下級ながら貴族の自分に対し不遜な態度を
取る衛兵に腹は立つが、香水の香りが消えて衛兵の気が変わると困るのでそそく
さと宮殿の中へ入る。

校長室、いや宮殿は想像以上の立派さであった。いつもたむろしている薄暗い酒
場とは異なり、まさに絢爛豪華。荘厳な広間の奥に校長は立っていた。恐る恐る
近付くとちょっと目つきの悪い校長に声を掛ける。付け入る隙のない校長は間髪
入れず仕事の内容を語ると、黙ったままこちらを睨んでいる。 「さっさと、仕事
をしろ」
と無言で言っているようだ。

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校長とメンチ切りするコロッケ。一瞬、宮殿内が凍り付くW

とりあえず今日はここまでにして、顧問就任の要請は次回へ持ち越し。折角校長
室に入れたので、ソレイユも呼んで記念撮影(やっぱりおのぼりさんだw)。な
お、仕事の内容はロンドンの宮殿まで書簡を届けるというもの。ついに国家の公
使を託されるまでになったと提灯ブルマーの紐をきゅっと締め直すコロッケであっ
た。

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校長をバックに記念撮影。恥ずかし~。

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